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西日本建設新聞社
2016/01/21

【熊本】全国就職サイトと連携 県建産連が新卒者採用の取組強化

 熊本県建設産業団体連合会は、新卒者採用に向けた取り組みを本格化させる。19日には新卒採用力アップ・人材活用セミナーを初めて実施し、新卒者採用市場の現状やHP・パンフレットによる効果的な自社PR方法、採用担当者のスキルアップなどを学んだ。3月にも、マイナビと建産連(熊本県建設業協会)、会員企業のHPをリンクさせ建設産業の魅力を情報発信し、入職促進に繋げる。
 将来の担い手確保に向けて建産連は、これまで就職ガイダンスやお仕事探検フェアへの参加、高校生向け現場見学会、CM放映などを実施してきた。ただ、少子化により産業間での採用競争が激しくなっていることから、自社PR能力とツール活用も必要と判断、全国的な就職サイト等を運営するマイナビと連携することを決めた。富山県建協に次いで全国2番目。
 計画によると、建産連(熊建協)のHPに、県内建設産業の求人サイトを設け▽技術職と技能職▽28職種の説明▽先輩インタビュー▽先輩社員Q&A―などを掲載、会員企業のHPかマイナビの企業紹介ページとリンクさせる。高校の生徒と進路担当者向けに情報を提供するとともに、大学生を含む建設産業求職者に情報を発信する。
 県は、建設産業入職支援事業費補助金制度で業界を支援する。自社PR支援、HP開設・パンフレット制作、情報発信―に必要な費用として、全額(上限あり)を補助する。
 19日に熊本市男女共同参画センターであったセミナーには、会員企業の代表者や人事担当者、建産連加盟団体の事務局など約40人が参加し、最新の状況を習得した。

提供:西日本建設新聞社