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日刊建設タイムズ社
2016/01/19

【千葉】21年度に事業期間変更/国道51号北千葉拡幅再評価/残延長3・8q、42・4億円

 関東地方整備局は、15日に開いた2015年度第7回事業評価監視委員会で「国道51号北千葉拡幅」について再評価を行い、事業継続の対応方針を了承した。未整備区間で雨水調整施設や吉岡十字路交差点の左折レーン設置などについて協議、調整が必要になったことから、全体の事業期間を18年度から21年度に変更する。全体7・6qのうち未整備区間の延長は約3・8qで、残事業費は42億4000万円を見込む。
  同事業は、国道51号の混雑緩和と交通安全の確保、道路ネットワークの強化などをを目的に、千葉市若葉区貝塚町〜佐倉市馬渡地先までの約7・6qについて、総事業費236億円で整備を進めている。道路幅員は25・25mで4車線。
  同事業区間のうち、95年度に起点側2・7q、09年度に1・1qの千葉市区間3・8qについて4車線整備が完了し開通。千葉市区間の残り0・7qと四街道市区間の3・1qを合わせた3・8qが未整備区間となっている。
  未整備区間は03年度から用地取得に着手。早期の工事着手に向け、地元等と調整を図りながら用地取得を推進する。また、15年度から吉岡十字路交差点の改良工事に着手。坂戸交差点付近で実施されている四街道市成台土地区画整理と連携し、早期開通を目指し事業を推進する。
  一方、未整備区間では現況流末の河川排水路(市管理)を計画流末に利用することにしているが、河川改修計画が策定されていないことから、河川管理者と雨水調整施設の整備等について協議を進めている。雨水調整施設の容量、設置位置や放流方法等について協議し、16年度の合意を目指している。また、吉岡十字路交差点の暫定改良で用地難航箇所があり、暫定雨水調整施設の見直し、線形変更による左折レーンの設置など新たな暫定改良範囲及び設計が生じたことから、関係機関の協議、地元との調整が必要となった。このため、全体の事業期間を18年度から21年度に変更する。
  事業の評価では、総費用471億円に対し総便益673億円で、費用便益比1・4となり、事業効果が認められた。残事業の費用便益比も総費用43億円に対し総便益238億円となった。
  残事業の主な内容は次の通り。
  ▽改良費(1億6500万円)=@土工500万円、2750立方m(切土工1750立方m、盛土工1000立方m)A法面工100万円、2000uB排水工5200万円、3200m(街渠縦断管)C中央分離帯工9800万円、2020m(防護柵工2020m、縁石工7600m)D雑工900万円、縁石工1300m▽舗装費(2億3900万円)=@車道舗装2億1400万円、3万7600立方m(本線3万7600u、交差道路1000u)A歩道舗装2500万円、1万3250u▽付帯費(400万円)=交通管理施設工(標識工、防護柵工、道路照明工)▽用地費(36億800万円)=民地9億7500万円(1万2188u)、田畑26億3300万円(5万8500u)▽間接経費(8400万円)=地質調査、測量、設計にかかる費用及び予備費k_times_comをフォローしましょう
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