豊田市は、亀首町地内の籠川沿いに「水辺ふれあいプラザ」(仮称)の整備を計画しており、基本調査検討に着手した。公益財団法人リバーフロント研究所(東京都中央区)に業務を委託、3月29日を履行期限として調査を進め、3月末をめどに整備の方向性をまとめる。
同計画は、亀首町柳ケ坪地内の籠川沿いの敷地面積約1fに環境学習施設として整備するもので、用地は取得済み。今回の基本調査検討では、環境学習のニーズや他施設での事例など情報収集を行い、環境学習施設としての整備に向けた方向性を見いだす。合わせて、複合的な目的や機能を有する施設としての可能性を検討する。
調査では籠川の利用について、情報収集により流水の環境用水としての可能性を整理する。また、川の環境学習のニーズを探るため、市内の小学校75校程度とこども園60園程度へのアンケートを実施する。
このほか、高槻市立自然博物館をはじめとした3カ所程度の施設を対象に、現地での事例踏査を行う予定。他施設の事例を参考に検討、同計画に生かす考え。
同市では今後、基本調査の成果を基に2016年度に同市内部でのコンセンサスを図るなど計画の具体化を図る方針だ。
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建通新聞社