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大分建設新聞社
2016/01/16

【大分】国道197号の渋滞緩和も、松原国宗線整備へ 

 大分市は、都市計画道路松原国宗線の整備に着手する。市道猪野8号線・県道松岡日岡線の猪野団地入口交差点と市道東鶴崎下徳丸線国宗地区を結ぶ(L=3230b、W=14b、2車線、両側にW=3・5bの自歩道)計画で、ほとんどが新設。手始めに起点部の同交差点改良の概略設計を、近く要件設定型一般競争入札で発注する。また、28年度は、終点側国宗地区からL=1170bの区間を先行して整備するため測試を行う。
 現在、猪野団地入口交差点は接続する市道(東原明野線、猪野8号線)が正対していない(直進できない)ので、事故が多く、信号も多いため、交差する県道松岡日岡線の渋滞原因となっている。同事業で交差点を改良し、交通渋滞解消を図る。
 今回の設計では、交差点部分と交差点南側の県道の右折レーン設置部分(L=約120b)の設計、交差点東側の市道猪野8号線の線形(L=80b、W=暫定8b、片側歩道)と区間内の原川に架ける橋梁(L=約20b)の設計を含む。交差点北側の県道の右折レーン設置などの設計発注については、市と県が調整中。
 市は、27年度に事業に着手し、31年度に完成予定だったが、今回の概略設計をもとに地元説明会を開き、用地買収交渉にかかることから、着工時期などは未定。
 一方、市はこの都市計画道路の終点部分の国宗地区からL=1170bの区間を先行して整備する。このため、28年度に測試を発注する予定。終点部は乙津川を渡り、現在北部の乙津川に架かる、狭くて老朽化した中島橋の架け替え工事をするため、橋梁設計も先行して行う。
 同都市計画道路の整備は地元の要望も強く、住宅団地を抜ける東西幹線となるため、国道197号などの渋滞緩和や周辺住民の利便性向上や交通事故防止など整備効果が期待されている。

提供:大分建設新聞社