日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/01/15
【埼玉】埼建協が学生招き現場見学会開催
埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は13日、県立熊谷工業高等学校土木課2年生の39人、引率者の先生2人を招き、春日部市の首都圏外郭放水路見学会を開催した。清水誠事業部長は「建設業協会では官庁と共同で、給与や社会保険への加入促進などを推進している。1年後または5年後の就職の時期に、建設業を選択肢の一つとしてもらえればありがたい」などと述べた。
学生たちはまず、2階の展示室で担当者から説明を受けながら映像を視聴。その後、116段の階段を降り、普段なかなか見ることのできない地下の調圧水槽を見た。
参加した田嶋由佳さんは「普段、個人では来ることはないので、貴重な経験ができた。土木・建築業界は人が足りないと聞いているので、私たちの世代で盛り上げたい」などと目を輝かせた。また、関根巧さんは「調圧水槽の59本の柱は多く、想像していたよりも遥かに大きいと感じた」、小林旦治さんは「進路を迷っているが、建設業は安心して暮らせるまちに貢献しており、素晴らしいと思う」などと話した。
協会では建設系や工業高校を対象に、現場見学会を開催、数年は未実施となっていたが、2014年度から再開した。