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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/01/14

【群馬】前橋市が下水道の長寿命化で工事推進

前橋市は、前橋処理区内の下水道管のうち、老朽化が進むL約10qの長寿命化計画について、新年度も本年度と同規模となる約5億円、L2500m程度の工事発注を計画している。長寿命化計画はこれまでに、2013年度から14年度までの2カ年を1期計画として実施。本年度から18年度までの4カ年は、2期計画として策定しており、総事業費は21億2300万円を試算している。
2期目となる長寿命化計画では、前橋処理区内の管L9947・18m、マンホール間を1スパンとして計235スパンを整備する。対象となった管は、2013年度から実施していたカメラによる内部調査を基に、老朽化の進行具合に加えて重要度や破損時のリスクなどを考慮し選定された。
計画期間は、15年度から18年度までの4年間。総事業費は、管の長寿命化だけでなく、マンホールの更新や調査費なども含めて約21億2300万円を試算している。管工事費は年約5億円、施工延長は2500m程度を予定している。
長寿命化の対象となるL約10qのうちL9300mが更正工で、残るL約700mが開削による敷設替えを予定している。本年度は、1月までに更正工が15件、敷設替えが1件の計16件、L約2200mで工事を実施した。
また、2期計画終了後、3期目の長寿命化計画策定に向けた管の調査も本年度から着手しており、来年度以降も継続して実施する。3期目の計画は、調査結果を基に延長や事業費を決めていくが、事業期間は最大で5カ年とする。
なお、1期目の計画は、13年度から14年度までの2カ年で、L約2500mの工事を実施した。
前橋処理区(1154ha)は、1952年から整備された下水道管。六区町にある水質浄化センターが接続先で、総延長はL330qとなっている。