四日市港管理組合は、海岸保全施設(防潮堤)の老朽化具合を把握するため、調査業務を川崎測量(いなべ市)に委託した。委託期間は3月28日まで。調査データは、長寿命化計画策定時の参考資料とする考えだ。
今回の調査対象となるのは、四日市市富双2〜三田町までにある既存の防潮堤。延長は4616b。外観の目視点検のほか、コンクリート強度試験を7カ所で実施する。調査の結果、緊急的に補修が必要な箇所以外は長寿命化計画に盛り込んで対応する考え。同組合では、2016年度に長寿命化計画を策定する予定だ。
調査対象の防潮堤は、1959年に発生した伊勢湾台風の直後に整備した箇所が多く、老朽化が進んでいると見られている。
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建通新聞社