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　新潟県土木部監理課は１２日、十日町市高山３２番地９「十日町病院改築（第２工区）建築工事」を、４３億円の熊谷組・水倉組・協和建設ＪＶに落札決定した。
　７日に、ＷＴＯ（世界貿易機関）案件による総合評価方式（技術評価型）の一般競争入札で開札したもの。参加は同ＪＶのみで、技術評価点が１１３・６６、評価値が１１３・７２８だった。評価項目のうち、技術提案として「良好な品質を確保するための構造躯体の施工計画」、「外来診療棟解体時における近隣環境・病院運営に配慮した施工方法」の２課題を求めていた。
　建設規模は、プレキャスト・プレストレストコンクリート造（免震構造）地上７階建て地下１階建て延べ２万４０６９・６０平方メートル（建築面積２５８１・９１平方メートル）。最高高さは地上３３・７６メートル。病床数は２７５床（うち回復期リハビリテーション病棟３３床、緩和ケア病棟２０床）。このうち、延べ１万６０４６・２５平方メートルのほか、既存外来診療棟部分の解体撤去を行う。２月県議会での工事請負承認を経て、正式契約となる。工期は１９年９月２７日まで。
　なお、設備工事は衛生が三建設備工業・拓越・山田商会ＪＶ、空気調和が高砂熱学工業・新潟施設・羽生田ＪＶ、電気はユアテック・大島電気・庭野電機商会ＪＶがそれぞれ担当。第１工区の建築は熊谷組・水倉組・協和建設ＪＶが担当しており、工期は３月１１日までを予定している。
　設計は山下設計・ワシヅ設計ＪＶが担当。