金沢市は、12日に開かれた市議会経済環境常任委員会で市工業団地の分譲状況を説明した。この中で、疋田産業が金沢森本インター工業団地、馬場化学工業がかたつ工業団地の各分譲用地を取得して新規進出が決まり、いなほ工業団地に本社工場を構えるエル・シーは隣接用地を追加取得したことが報告された。
工業用資材卸売業の疋田産業(金沢市若宮町ホ36番地 疋田正一社長)は森本インター工業団地内の分譲用地2区画、計8658平方メートルを取得。新たな流通拠点施設(倉庫・事務所)の建設が見込まれる。同団地への進出は6社目で、分譲率は76・4%(未分譲用地6区画)としている。
樹脂・ゴム成形の馬場化学工業(同市東蚊爪町1丁目23番地6 馬場貢社長)は、かたつ工業団地内で取得した3区画、計9215平方メートルにおいて、生産拠点の新設を計画する。同団地への進出は7社目となり、分譲率は91・2%(未分譲用地1区画)。
また、鋼材加工業のエル・シー(同市いなほ1丁目3番 中村正夫社長)は隣接する1区画2099平方メートルを取得、工場の増設用地に充てる。分譲率は99・1%(同)となった。
なお、市は3社との間で、それぞれ土地売買契約を結んだ。