日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/01/13
【埼玉】県都市整備部がシラコバト住宅15戸改修完了
県都市整備部は2015年度、子育て支援リノベーションモデル事業と共助による高齢化団地活性化モデル事業により、上尾シラコバト住宅(上尾市上334ほか)の住戸15戸について改修を完了した。
子育て支援リノベーションモデル事業は民間事業者の提案を受け、住戸を子育て世帯向けに改修するもの。15年度は1戸あたり200万円の範囲内で、5戸を改修した。
設計・施工は直線的な家事動線、キッチンに居ながら子どものようすが見える空間的配慮などを提案した涌井設計。16年度も同様に民間事業者から提案を募集し、事業を推進したい考え。
共助による高齢化団地活性化モデル事業は聖学院大学・ものつくり大学と協定を締結して進めており、住戸を子育て世帯向けまたは学生向けに改修。若い世代の入居と自治会活動への参加を促し、共助の関係を築くことを目的としている。
14年度は学生向け5戸、子育て世帯向け3戸を完成。15年度はそれぞれ5戸の改修を終えた。今後は事業効果の検証を行う予定となっている。
各事業により15年度に改修を完了した住戸のうち、子育て世帯向けの10戸については21日まで入居者を募集している。