宇佐市は、25年度から7ヵ年計画で、宇佐地区の宇佐神宮周辺の街並み環境整備事業を進めている。老朽化が目立つ街並み整備や住宅修景、道路美装化、公園新設などで、宇佐神宮と周辺に、かつてのにぎわいを復活させようという事業。
全国4万社余りの八幡社の総本社、宇佐神宮は、多くの参拝客が訪れているが、かつてのにぎわいは薄れ、周辺のまちは年々衰退が深刻な状況となっている。
街並み環境整備事業は、宇佐神宮周辺の伝統的な街並みと歴史遺産を継承し、宇佐市の「観光の顔」として、整備や保全を図る。
宇佐地区の地区面積は約36・7fで、整備内容は道路美装化や小公園の設置、住宅修景、電線地中化、交流施設建設など。総事業費は約14億3000万円を見込んでいる。
工事は27年度にスタート。これまでに、同年9月に横町通り(延長約300b)の石張りなどデザイン舗装の道路美装化工事を椛蜍|建設と渇恣c組(いずれも宇佐市)、電線地中化工事(延長約300b)を褐ウ吉建設工業(宇佐市)、街路灯整備7基を許リ村電建工業(同)がそれぞれ施工した。
このほか、街並み事業通路整備建物等補償調査業務を精巧エンジニアリング梶i大分市)の手で27年11月4日に完了した。
さらに27年度は、@生代線道路舗装整備(延長201・95b)A散策路〈1〉(同303・2b)B散策路〈2〉(同51・7b)C通路新設(同30b)D公園広場新設〈旧小山田邸跡地〉(3100平方b)―の5ヵ所の工事にかかる。設計は兜沁Rコンサルタント(福岡県)で期限は28年3月中旬頃。工事の発注は3月から4月頃を予定している。
このほかの事業スケジュールは明らかにしていないが、市では、「難しい事業もあるが、地区住民の協力をいただき、31年度までの完成を目指したい」としている。
提供:
大分建設新聞社