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建通新聞社
2016/01/12

【大阪】みなと中央病院 本年度内にも段取り決定へ

独立行政法人地域医療推進機構大阪みなと中央病院は、大阪市を共同事業者とする弁天町駅前土地区画整理記念事業で計画している同病院の移転建て替えで、順調なら本年度末までに整備スケジュールを決める考えだ。「設計と工事を分けて進めるか、設計・施工一括で進めるのかもまだ決定していない」と担当者は話しており、スケジュールなどが決まれば、同機構本部と連携して入札手続きを進めていくとみられる。
 同記念事業は、大阪みなと中央病院の運営母体の地域医療機能推進機構と市を共同事業者として、民間病院と(仮称)区画整理記念・交流会館を整備する。
 施設の規模は、民間病院(大阪みなと中央病院)が延べ1万4000〜1万8000平方b、区画整理記念・交流会館が延べ5000〜6000平方bを想定している。事業計画地は大阪市港区磯路1丁目で、地下鉄中央線弁天町駅の南側。施行は病院を地域医療機能推進機構、区画整理記念・交流会館を市が担当する。
 現大阪みなと中央病院は、中央線大阪港駅の南側に位置。老朽化した既存施設を事業計画地の東半分(約2500平方b)に移転し建て替える。
 一方の区画整理記念・交流会館は、西半分の敷地約1500平方bを建設地に充てる。市のまとめた交流会館基本構想案によると、記念ホールや子育て支援などの公共施設、地域医療・災害時医療の拠点施設、図書館などの機能を盛り込む計画。2019年度に着工し、21年度のオープンを目指す。
 建設予定地にある大阪市交通局の変電所は中央大通りの高架下に移設し、既存施設を撤去する。交通局は16年度に移設工事を発注する予定。新変電所完成後、現施設を撤去するまでに2年程度かかることが見込まれており、その後交流会館の建設工事に着手。設計着手は16年度または17年度が想定される。

提供:建通新聞社