香川県は、香川丸亀養護学校校舎棟(丸亀市)の増築実施設計を零建築設計事務所(善通寺市)、同増築設備実施設計を冨山設備設計(高松市)に委託した。設計期間はいずれも2016年3月31日(次年度繰越しが議会で可決されると、16年7月29日)で、16年度に建築、電気と機械設備に分離し、工事発注する。
特別支援学校の同校では児童・生徒が06年度132人だったものが、同年度以降、毎年増えており、05年度5月1日時点で児童生徒数は214人となっている。これまでの増加傾向を踏まえ、校舎棟を増築し既存の管理教室も内部改修して利用しつつ特別支援教育を充実させていく考えだ。
計画によると、丸亀市飯野町の校地内に鉄筋コンクリート造平屋580平方bの校舎棟(普通教室6教室)を増築。既存の管理教室棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ3469平方b)のうち、70平方bを改修し外構工事も行う。
同設備実施設計の中では増築に係る受変電、幹線動力、電灯コンセントのほか、防災通信、給排水衛生、給湯空調・換気設備工事や内部改修に伴う高圧幹線改修工事も含む。児童生徒数は障害の程度の状況により変動するものの、1教室で最大限8人を見込む。
提供:建通新聞社