安城市は、慢性的な駐車場不足解消に向け、設計施工一括発注となる「安城市役所立体駐車場設計施工業務」を公募型プロポーザルで公告した。参加表明書の提出期限は1月25日、技術提案書は2月5日まで。市役所前の市有地に立体駐車場を新設するもので、整備方針には自走式立体駐車場で収容台数270台程度とすることなどを盛り込んだ。上限額は総額7億円。
主な参加資格は、安城市内、準市内(市内に支店を有するなど)または愛知県知立建設事務所管内の業者で、安城市に登録されている建築一式工事の総合数値が900点以上であること―など。履行期間は2017年4月28日まで。
同立体駐車場は、花ノ木町地内(安城南明治第一土地区画整理事業地区第2街区)=写真=の敷地面積約1650平方bに建設する。市役所や市民会館、文化センター、安城公園などの慢性的な駐車場不足を解消して利便性の向上を図る。
業務仕様書によると、施設は地上5層6段以下で、収容台数270台程度の自走式立体駐車場としている。有料駐車場とすることが可能な設備や各階に止まるエレベーターを1基以上設置するほか、将来的に35台程度までの増加に対応できる設備一式を備え、ライフサイクルコスト低減に配慮するなどの整備方針を盛り込んだ。また、周辺道路の渋滞を回避するため、安城碧南線線側への出入口設置を禁止している。
事業者選定の日程は、2月15日に技術提案ヒアリングを行い、22日に技術提案審査の結果を通知する。最も優れた提案者を特定者に選定し、3月下旬に契約を締結する予定だ。
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建通新聞社