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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/01/08

【群馬】長野原町が新庁舎建設を決定

長野原町は、新庁舎の完成を2018年度に予定している。昨年7月、基本設計の公募型プロポーザルが公告され、佐藤総合計画(東京都墨田区)に業務委託された。町が作成した「役場新庁舎建設基本計画」には、ホールや公民館の機能を持つ住民総合センターなどの設置も盛り込まれており、同センターについても基本設計が進められている。基本設計の完了は、ことし3月末の予定。同センターは新庁舎の隣に建て、庁舎とつなげる計画だ。
建設予定地は、国道145号の久々戸交差点近く。JR吾妻線の長野原草津口駅から徒歩圏内と、交通の利便性が非常に良い場所だ。用地は、国土交通省八ッ場ダム対策工事事務所が新年度に造成工事を行い、同年度中に町が国から用地を購入する予定になっている。
役場新庁舎建設基本計画によると、新庁舎は延べ床面積約2200u、住民総合センターは同約1180uで、消防の詰所や倉庫、車庫。約220台分の駐車場も整備する予定となっている。町は庁舎のみの概算事業費を11億4900万円と算出。住民総合センターについては明らかにしていない。
今後のスケジュールは、新年度早々に庁舎や住民総合センターなど全体の実施設計が委託される模様。基本計画では、17年度から18年度に建設工事が計画されているが、発注時期や発注方式などについては未定。
庁舎と住民総合センターは建築基準法上1棟建てで計画。2つの長方形を並べたような配置となる見込みだ。両施設をつなぐエントランスホール部分に、主となる出入り口を設置。建物の構造はS造の平屋建てになる可能性が大きいという。設計コンセプトは「日当たりに、みんなが集まる新しい時代のシンボル」で、採光を取り入れやすく木の雰囲気を生かしたデザインも検討しているようだ。
新庁舎建設後は、既存の本庁舎は解体し、第二庁舎は解体するか不明。現在いくつかの部署が入っている山村開発センターは、有効活用を検討していく。