富山市は、富山ライトレールの富山港線軌道複線化事業について、16年度に入り4月にも軌道工事施行認可を申請する。
富山駅における路面電車南北接続に向け、富山駅北と岩瀬浜を結ぶライトレール(単線7・6キロ)の永楽町地内で軌道を複線化することにより、安全な運行と定時性を確保し、利便性の高いLRTネットワークの構築を図る。延長は八田橋東詰めから奥田中学校前までの約340メートル区間。認可され次第、住民説明会を開いて工事に着手し、18年度の完成を目指す。12月補正予算に支障物件移転補償(電力)など8700万円を計上した。
設計は日本交通計画協会が担当。
駅間距離が長いインテック本社前と奥田中学校前間の永楽町交差点西側では、バリアフリーに対応した新停留場「永楽町」を設置する。20年度の完成を予定している。
総事業費は8億8600万円を見込む。