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建通新聞社四国
2016/01/08

【高知】高知県 新足摺海洋館基本設計を公募型プロポで募集開始

 高知県観光振興部は12月25日、新足摺海洋館の基本設計者を選定するため、公募型プロポーザルで募集開始した。参加申込書締切は1月14日。参加者多数の場合、書面による一次審査を実施した後、1月27日締切で企画提案書を求める。1月30日にプレゼンテーションや質疑による審査委員会を行った後、2月上旬に審査結果を通知する予定。
 資格要件は、高知県内に本社(本店)を置く設計事務所などを含む共同企業体であること。代表者は、国内で過去20年以内に竣工した建築物のうち、延べ面積3000平方b以上の動物園、水族館など飼育設備を有する建築物の設計業務を完了した実績があることなどを求める。
 見積限度額は4883万5000円。委託期間は2017年2月28日までで、基本設計完了後、引き続き実施設計も随意契約を結ぶ予定。
 新足摺海洋館は、現敷地南側の用地を取得・拡張した約2万4000平方bの敷地に、延べ3500平方b以内の規模で、既存施設の西側に建設する。提案の参考とするために示した施設構成案は、面積3500平方bと仮定して、公開領域が一般展示、企画展示などの展示部門に1071平方b、レクチャーホール、学習室などの教育普及部門に189平方b、レストラン、ショップなどの飲食販売部門に77平方b、エントランス、トイレ、廊下などの共有その他に476平方b。展示水槽に336平方b。非公開領域が、キーパースペース、調餌室などの飼育部門に395・5平方b、事務室、会議室、警備員室、研究室などの管理研究部門に315平方b、水槽設備機械、建築設備機械の設備機械に497平方b、トイレ、階段、廊下など共有その他に145・5平方b。
 概算工事費は約30億円(外構・解体工事を除く)。17年末に実施設計を完了させ、18年年明けに新館の建設工事を発注し、19年度末までに完成させる予定。その後、生物の移設、既存館の解体、外構工事などを経て20年5月の開館を目指す。建設地は土佐清水市三崎4039ノ1ほか。

提供:建通新聞社