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建通新聞社四国
2016/01/08

【徳島】徳島県 津田地区活性化計画素案まとめる

徳島小松島港津田地区の活性化計画を検討する「同地区活性化計画検討会」(会長・山中英生徳島大学大学院教授)の第2回会合が昨年の12月28日、徳島県庁で開かれ、県は活性化計画の素案を示した。
 3カ所ある水面貯木場のうち2カ所を埋め立て、港湾関連用地とともに新たな企業の誘致を図るほか、放置艇対策にもつながるボートパークの整備や産直市などのにぎわい拠点の創出、憩いの場と防災拠点の機能を併せ持った親水空間を有する緑地整備、木材団地従事者などのための津波避難場所の整備などが特徴。
 県は、1月中に企業立地意向調査、同月〜2月にパブリックコメントを実施予定で、県議会2月定例会にも諮り、それら意見を取りまとめ、年度内に第3回検討会を開催し、活性化計画を策定する考えだ。
 四国横断自動車道の新直轄区間において、昨年7月に同地区へ県の整備による地域活性化インターチェンジ(ハーフIC)の連結が認められたことから、県は新たな陸海空の結節点と地方創生の起爆剤になりうる同地区の活性化を検討している。輸入木材を取り扱う外貿岸壁をはじめとした港湾施設を備え、県の重要な地場産業である木材産業の中心地として重要な役割を果たす同地区では、近年外材輸入が減少するなど団地の業務形態も変容しつつある。また、南海トラフ巨大地震による津波からの避難対策など防災面における対応、加えて四国横断自動車道の供用による交通結節点としての活性化も求められることから、今後の地区活性化計画をまとめることにした。
 対象は津田木材団地臨港道路以東の約120f(水面貯木場約43fも含む)。

提供:建通新聞社