南海トラフ地震等の大規模災害発生時に備え、香川県は2016年度に災害対策本部室等を改修し危機管理オペレーションセンター(仮称)を整備する。16年度当初予算案に新規に設計を含む整備費8000万円を要求している。
県庁本館5階には災害対策本部室、防災事務室、他部局の執務室、倉庫などがあるが、大規模災害時等に迅速かつ的確な災害体対応を図るには、防災関係機関が一挙に参集できる150人〜200人規模対応のスペースが必要とされる。
計画では県庁本館5階の災害対応室等の各部屋の間仕切りを取り払い、最大182人規模のスぺースを確保・拡充。併せてモニター、映像類など通信設備機器や備品類を更新し、災害対応に係る情報共有や一体利用が可能となるように整備する。16年度当初予算案に整備費予算が確保できれば、新年度早々に改修設計等を委託。11月以降に改修整備などに着手する。
提供:建通新聞社