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日刊建設タイムズ社
2016/01/08

【千葉】付帯施設は用地難航/成田市清掃工場関連/3月議会にストックヤード

 成田市環境計画課は、新清掃工場関連付帯施設の整備を計画しているが、用地の取得が一部難航しており、来年度で着工できるか微妙な情勢だ。また、いずみ清掃工場解体跡地に整備するストックヤードについては、清掃工場の解体工事が昨年末までに完了。今後、一般競争入札を公告し、3月議会での契約承認を目指す。
  新清掃工場関連付帯施設は、現清掃工場北側の成田市小泉字和田谷津及び字坂ノ台後地内に整備を予定。2014年1月に土地収用法の認定を受け、14年度当初予算で14〜17年度の4か年継続費を設定し、用地買収に着手したが、用地取得が難航し、事業に遅れが生じた。このため、労務単価の上昇や温水管等の一部追加工事もあり、昨年3月議会で継続費の期間を18年度まで延長するとともに、設定額を39億393万9000円から40億8232万4000円に増額した。変更後の年度割は14年度234万4000円、15年度2億1205万8000円、16年度4億5540万8000円、17年度12億2893万3000円、18年度21億8358万1000円。
  付帯施設は、成田富里いずみ清掃工場の余熱を利用し、市民が幅広くスポーツなどを楽しみながら健康増進を図り、住民相互の親睦を深める憩いの場となる施設として計画。施設内容は、余熱利用施設、多目的広場、調整池、遊歩道、休憩施設、駐車場など。多目的広場は6000u程度を見込む。余熱利用施設は規模がRC造(一部S造)2階建て延べ約5000u。施設内には25m×5コースの温水プールやジャグジー、子ども用プール、寝湯などを適切に配置する。温水プールは特に更衣室などの充実を図り、高齢者、障がい者、付き添いなどに配慮する。プールは1階に整備し、2階には浴室、露天風呂、休憩室、食堂、売店・物産コーナー、体験・学習スペースなどを配置する。実施設計は綜企画設計(千葉支店・千葉市中央区弁天2―13―16)の担当で完了している。
  一方、ストックヤードは、12年に「成田富里いずみ清掃工場」が稼働したことから、旧清掃工場を解体し、その跡地と隣接するリサイクルプラザを拡張し、溶融スラグや資源ごみを保管するストックヤードを建設する。敷地面積は1万4387・96uで、建物はRC造一部S造平屋建て延べ約1400u。実施設計はアイダブルエー(千葉市稲毛区黒砂4―4―5)が担当。また、本年度は地質調査業務を山一コンサルタント(千葉市花見川区南花園2―2―12)に委託した。
  事業費は14年度当初予算で「いずみ清掃工場解体・ストックヤード整備事業」として、14〜16年度の3か年継続費10億3981万7000円を設定。その後、解体工事の契約が成立したため、昨年3月補正予算で設定額を8億4875万8000円に減額し、併せて年度割を変更した。年度割は14年度2億727万円、15年度4億836万5000円、16年度2億3312万3000円。
  旧清掃工場の解体工事は昨年度に鴻池組の施工で着工。昨年末に工事を完了した。解体した建物は工場棟(S造一部RC造3階建て)、排ガス高度処理棟(S造4階建て)、誘引送風機棟(S造平屋建て)、排水処理棟(S造平屋建て)、倉庫(S造平屋建て)の5棟。k_times_comをフォローしましょう
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