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　社会福祉法人名張育成会（名張市美旗中村２３２６）は、名張市が公募した認知症対応型共同生活介護（グループホーム）の施設の整備・運営を行う民間事業者として選定された。今後、２０１６年度予算で補助対象枠として認められれば、５月下旬から６月ごろの補助申請手続きが見込まれる。
　同市が、桔梗が丘・美旗生活圏域で施設の設置・運営事業者を公募していたもので、法人側は、美旗地内の同法人所在地の敷地内で建設地を確保している。サービス事業の対象は９床。公募の条件は１床当たり９平方�b以上で、居間や食堂などの必要面積を付加して法人側が施設規模を詰めることになる。
　今回の施設整備提案では、国の補助を受ける予定であるため、同市の入札制度に準じた方式（一般競争入札方式）で施工者を選定することになる。事業スケジュールは、17年２月に完成、同年４月の開設を予定。
　同事業は、同市が地域密着型サービスの基盤整備３事業を募集したうちの１事業で、応募は１者だった。他の小規模多機能型居宅介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護（特別養護老人ホーム）の２事業に対しては応募がなく、市側は今後の対応は未定としている。

提供：建通新聞社