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建通新聞社
2016/01/07

【大阪】大阪市 淀川連絡線跡地17年度下半期にも

大阪市は、都市計画道路の代替ルート用地として確保したものの、長期未着手都市計画道路の見直しにより、幹線道路としての利用予定が無くなった、淀川連絡線跡地の利活用に乗り出す。同跡地に係るマーケット・サウンディング(市場調査)手続きを開始しており、リサーチ結果などを踏まえて順調なら2017年度下半期に利活用事業者の公募手続きに入る見通しだ。
 跡地は全体面積約1万5400平方b、4区画で構成。京橋駅と都島駅との中間に位置し、北側は一戸建て住宅、南側に共同住宅が立地している。
 市の活用方針は、「緑を軸にしたまちづくり」をコンセプトとし、@子どものスポーツ・遊び場など緑地・公園の整備A活力ある地域社会の実現、子育て世代の誘導B安全・安心のまち、地域防災への貢献C広域的な緑のネットワークの創出―の四つを導入機能とする。
 求める提案は、4区画全体を一体的に活用し整備する内容で、四つの機能全てを含んだ活用アイデアとする。区画ごと(区画内の分割可)に購入または賃借のいずれも可とし、賃借の場合は期間などについても提案する。四つの機能のうち、子どものスポーツ・遊び場などの緑地・公園の整備は全体面積約4500平方b以上とし、そのうち一般利用園地は約2500平方b以上を確保することが条件。
 マーケット・サウンディング手続きでは、説明会を1月25日、現地見学会は1月26日にそれぞれ午後2時から開く(参加受け付けは1月22日まで)。対話参加申し込み受け付けは2月4〜24日。結果公表は、3月末までを予定。
 対話対象者は、跡地の利活用内容を提案し、かつ実効する意向がある法人または法人グループ。同リサーチの問い合わせ先は都島区役所総務課 電話06(6882)9989。
 市では、同跡地の土壌汚染調査を16年度から実施する考え。調査に2年程度を見込んでおり、調査完了後、できるだけ早期に利活用に入る方針。

提供:建通新聞社