日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/01/06
【埼玉】川越市の16年度一般会計予算要求状況
川越市は2016年度一般会計の予算要求状況を公表した。要求額1152億6000万円に対し、歳入見込みは1041億5000万円で、111億1000万円の財源不足となっている。今後は、1月上旬〜中旬の市長・副市長査定を経て1月下旬に予算案を確定、3月定例議会へ上程する。
主な款別の要求額は、土木費が115億8400万円(前年度比27・5%増)。農林水産業費は6億6100万円(同28・1%増)。教育費は132億1900万円(同5・9%減)となっている。
16年度財政運営の基本的な姿勢として、重点的に予算を配分し推進する施策は▽安心して子育てができる環境づくり▽利便性の高い都市基盤整備▽文化芸術、スポーツ、地域の活力を支える産業の振興▽安心安全な地域防災・防犯▽まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進▽東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた環境整備――などを挙げている。
また、現在策定中の第4次総合計画(16〜26年度)におけるまちづくりの方向性、実施計画の内容などを踏まえ、より優先度の高い事業へ財源の配分を行う。計画の策定方針は▽人口減少と少子高齢化の進行への対応▽市民活動の活性化と地域コミュニティの機能拡充▽住民自治の推進▽社会資本の整備・更新――など。