金沢駅武蔵南地区市街地再開発準備組合(金沢市、山本忠治理事長)は5日までに、「同地区市街地再開発事業に伴う施設建築物基本設計業務」をアール・アイ・エー(金沢支社/金沢市南町)に委託することを決めた。
事業予定地はJR金沢駅と武蔵ヶ辻間を結ぶ金沢駅通り線及び金石街道線に面する安江町地内で、区域面積約0・5ヘクタール。
事業手法は第一種市街地再開発事業(予定)、施行者は市街地再開発組合(同)とし、施設建築物は住宅施設(共同住宅)及び商業施設、駐車場施設などが想定される。
また、これまでに準備組合(当時の金沢駅武蔵南地区共同化検討会)は事業協力者(住宅デベロッパー)を募り、昨年10月に分譲マンション大手の大京(東京都渋谷区)との間で事業協力に関する協定書を結んだ。
今後のスケジュールについては、市街地再開発事業に係る都市計画決定に必要な基本設計をまとめた上で、16年度中の都市計画決定を目指す。同決定を受け、県に対して事業計画の認可及び組合設立認可を申請。認可後に組合設立総会を開催するとともに、実施設計業務や、既存建物の解体工事などを進めていく。
なお、施設建築物の施工業者は別途、選定する方針。着工時期は現時点で未確定としている。