地域高規格道路中津日田道路(延長約50`)の一部で、山間部を通る難工事区間の三光本耶馬溪道路(12・8`)は、19年度から大分河川国道事務所が総事業費約426億円の予定で整備している。同区間の北東側は中津港までの10`が県の事業で供用済みで、南西側の本耶馬溪耶馬溪道路(5`)も同じく県事業で供用済み。三光本耶馬溪道路が開通すれば中津日田道路北東側の半分以上の27・8`がつながる。
三光本耶馬溪道路は3区間に分け、並行して整備中で、起点部の中津〜〈仮称〉田口インターチェンジ(IC)間(2・8`)は30年度の供用を目指している。同区間では次の構造物が計画・施工されている。
▽三光第1号トンネル(L=607b)▽三光第2号トンネル(L=176b)▽猪ノ川内川橋(L=21b)▽荒田川橋(L=13b)。
同区間は、全て用地買収を終えており、これまで設計業務と工事が発注されてきた。
三光第1号トンネルと三光第2号トンネルの詳細設計業務は千代田コンサルタント鰍ェ行い、三光第2号トンネル新設工事は25年度から26年度にかけアイサワ工業鰍ェ施工した。三光第1号トンネル新設工事は27年12月25日に開札したが、現在施工体制確認のため保留中(工期は30年2月28日)。猪ノ川内川橋は三井共同建設コンサルタント鰍ニ東洋技術鰍ェ詳細設計を行い、下部工を叶尅gが、上部工をコーアツ工業鰍ェ施工した。荒田川橋はPC門型ラーメン橋で潟Iリエンタルコンサルタンツが3月14日までの期限で設計中。
構造物の他にも道路改良工事が進められており、来年度以降30年度までの間に順次工事が発注される模様。スケジュールからみると、29年度中に構造物と路床工を完了し、30年度から舗装工事を発注するとみられる。
提供:
大分建設新聞社