トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2016/01/05

【熊本】玉名市が約30億で市民会館建設

音楽の都≠謳う玉名市は、その拠点となる市民会館の実施設計に新年度から着手する。岩崎地内の合同庁舎南側に計画しているもので、付帯工事費なども含め建設費約30億円を投入。平成29年度から建築本体に着工し、30年12月の完成を目指す。
 合同庁舎南側は現在、都市公園として利用されており、敷地面積約1万540平方bを活用する。施設はRC造2階建延べ約4500平方b。施設内には、大ホール826席(固定席811席、車椅子席4席、親子席11席)、小ホール300席(ロールバック式198席、スタッキングチェア102席)を配置する。駐車場は125台分を確保することにしているが「休日や夜間には市役所や周辺一帯で約1000台分が利用可能」(管財課)という。
 基本設計を担当したのは大建設計。コンセプトとして▽芸術活動空間「芸術の創造・発表・鑑賞・啓発の場」の構築▽芸術を通じた市民の交流による賑わい軸の創出▽庁舎とともに市の中心となる施設づくり―を上げており、音楽の都らしさを表現するデザインでまとめている。
 市では「誰もが利用しやすい施設としてユニバーサルデザインに配慮し、来館のしやすさ、使いやすさを意識した建物を計画しており、サインなどの案内表示も工夫して整備する。完成後は現施設を解体する」と話している。

提供:西日本建設新聞社