昨年は終戦から70年の節目として、未来への誓いを新たにする1年でした。明けて2016年はどんな年になるのか。建設業界においても山積する課題を乗り越え、ぜひとも明るい未来への一歩を記したいものです。
さて、弊紙「日刊建設タイムズ」は、今年で創刊50周年を迎えます。1966年12月の創刊から、地域の建設業界や関連業界とともに着実な歩みを重ねてきた半世紀でした。長引くデフレ経済下では余儀なく淘汰された専門新聞も数多い中で、弊紙が今日まで生き残れたのも、ひとえに読者の皆様方のおかげと、ここに衷心より感謝申し上げます。
戦後の高度成長期から安定成長期、さらにはバブル崩壊後の変革期と時代が移ろう中で、当社はこれまでも常に地域に密着した的確な報道を心がけてきました。今後もこれまで以上に公正で迅速な報道に努め、さらなる10年、20年に向けて、読者の皆様のご期待に応える紙面づくりにまい進してまいります。
また、急速な進展を遂げるIT社会に対応し、従来の紙媒体の新聞とともに、情報のデータベース化に優れたデジタル版の充実に努め、引き続き両者を「車の両輪」として積極的に事業展開していく考えです。
弊紙50周年を迎えるにあたり、愛読者の皆様には旧倍のご愛顧とご指導ご鞭撻をお願いしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。