千葉市は28日、2016年度予算編成における各局の予算要求状況を公表した。一般会計の要求額(見積額)は15年度予算額3902億円と比べて8・1%増の4219億円。また、特別・企業会計のうち市街地再開発事業会計の要求額は同9・1%減の12億4800万円、下水道事業会計の要求額は同3・9%増の577億4100万円。新庁舎整備事業では基本設計費等を要求するとともに、新規事業として新清掃工場建設事業に伴うPFI導入可能性調査及び環境影響調査費、それに水素プロジェクト推進経費や宅地耐震化の推進経費等を要求した。
一般会計の局別要求額は、総務局が15年度予算額3902億円と比べて20・2%増の47億6400万円(給与費を除く)、財政局が同6・5%増の59億9700万円(公債費を除く)、市民局が同5・2%減の78億6400万円、保健福祉局が同12・4%増の1143億6100万円、こども未来局が同6・3%増の473億4500万円、環境局が同9・5%増の143億6000万円、経済農政局が同6・8%増の386億8500万円、都市局が同18・0%増の199億9900万円、建設局が同20・1%増の288億6300万円、教育委員会が同23・2%増の226億5100万円(給与費を除く)など。
主な要求事業及び要求額(継続費等の場合は15年度分)は、新庁舎整備事業で地質・土壌等の基礎データ収集及び基本設計等で9800万円、水素プロジェクトの推進で1600万円、新清掃工場建設調査(PFI導入可能性調査)で1400万円、新清掃工場環境影響調査で900万円、市営住宅の整備(建替え)で16億9500万円、千葉都心地区の活性化で1800万円、稲毛海浜公園再整備(基本設計)で2500万円、学校施設の環境整備で24億9800万円など。