福井県福井土木事務所は、福井市大土呂町から半田町における主要地方道清水美山線の道路改良事業で、順調に行けば、16年度にもJR西日本と施工協定を締結の構えだ。早期締結を目指し、鋭意協議を進めている。
延長1300メートル、幅員11メートル(車道幅員6・5メートル)の道路を築造するもので、JR北陸本線との交差部にはアンダーパスを採用。半田踏切を除却、道幅を拡幅し、歩道を新設することにより、安全で円滑な交通を確保するのが狙い。
今事業は07年度に採択され、09年度から工事着手。これまでに半田側は460メートルが完成形で供用しているほか、160メートルも暫定供用。また、大土呂側でも140メートルの拡幅工事を実施済み。今年度はアンダーパス部分の着工に備え、資材置き場等に利用できるよう、半田、大土呂両側でヤードの造成を進めている。
アンダーパス部の設計はJR西日本に委託して完了済み。一方、交差部を除く設計業務に関しては、帝国コンサルタントが担当。