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日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/12/25

【埼玉】埼玉県道路メンテナンス会議開く

 埼玉県道路メンテナンス会議(会長=真田晃宏大宮国道事務所長)は22日の会合で2016年度の取り組み方針を打ち出した。県道路公社が取り組む道路橋点検業務の一括発注を拡大し、対応する設計業務も対象に検討することになった。さらに、横断歩道橋点検や道路点検などにも適用しようと取り組みを加速させる。
 県道路公社による道路橋点検業務の一括発注は、町村を中心に潜在的な希望が見込まれ、継続して実施する。15年度に行った嵐山町のまちづくり整備課長は「担当職員の業務負担を軽減できた。16年度も制度を活用したい」とその効果を実感している。
 さらに16年度は、点検を一括発注した場合の、補修設計業務に関しても道路公社が実施できるような体制を検討する考え。横断歩道橋や照明灯といった橋梁以外の道路施設についても一括発注の実施を視野に入れている。
 会議では11月に行った県内62市町村対象の意向調査結果も報告した。16年度の道路点検一括発注を希望したのは5自治体。増大する道路ストックの維持管理を考慮すれば、職員数の少ない自治体などが今後、希望を表明することが考えられる。
 また工事段階での支援を求める自治体は40団体あった。支援してほしい項目として積算などの発注手続き、関係機関協議、工事監督、会計検査などが挙がっている。
 同会議は大宮国道事務所、北首都国道事務所、県、県道路公社、さいたま市、県内62市町村などで構成している。