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佐賀市　旧県立病院好生館跡地活用策
　　　　延べ５１００平方�b　16年度着工

　佐賀市は１７日、市議会全員協議会を開き、旧県立病院好生館（同市水ヶ江）の跡地活用策を説明した。跡地北側に佐賀県総合保健協会（同市天神１丁目）と佐賀県医師会成人病予防センター（同市新中町）でつくる新事業体などが健診検査センター（複合施設）を整備し、跡地中央に佐賀市医師会（同市新中町）が看護専門学校、跡地南側には佐賀市が市立診療所を建設する。
　旧県立病院好生館跡地については病院棟解体や土壌処理、整地などが２０１５年度に完了し、佐賀県から佐賀市へ約２万３０００平方�bが１６年度前半に返還される見通し。
　跡地北側に整備する健診検査センター（複合施設）の規模は４階建て・延床面積約８６００平方�b（建築面積約２１００平方�b）で、新事業体の健診センターおよび臨床検査室、西九州大学の地域生活支援センター（仮称）、佐賀県栄養士会の事務室、佐賀県医師会の事務室などが入る予定。１５年度から基本設計および実施設計（�叶ﾎ橋建築事務所が担当）に入っており、１６年度下半期から建設工事に着手する予定。施設の運営開始時期は１８年１月を予定している。
　跡地中央には佐賀市医師会が看護専門学校を建設する方針で、施設規模は３階建て・延床面積約５１００平方�b（建築面積約１８００平方�b）。定員は看護高等２年過程１６０人、同３年過程２４０人となり、市医師会の事務室も入る予定。現在の計画では１５年度から基本設計および実施設計に着手し、１６年度から建設工事に入る見通し。１８年４月に開校する予定。

敷地南側に市立診療所　16年度に設計

　跡地南側に整備する市立診療所には佐賀市休日夜間こども診療所、佐賀市休日歯科診療所が入る計画で、延床面積は約５００平方�b。１６年度に基本設計および実施設計を行い、１７年度から建設工事に着工する。運営開始は１８年４月の予定。
　市は原則として土地を無償で貸与するほか、跡地内の市道や緑地などの整備を行う。１５年度に跡地測量、市道設計を実施し、１６年度に市道および緑地整備を行う。
　また、跡地東側の公的利用用地約３０００平方�bについては当面、緑地や駐車場として活用し、佐賀市で今後の活用策を検討していく。