全体総事業費100億円超 まず造成工事を制限付き一般で公告 西部クリーンセンターの移転新築を2012年度から進めている佐世保市は、次年度に予算が確保できれば造成工事および、設計・建設工事をそれぞれ分けて発注する計画だ。
発注は、先に造成工事を制限付き一般競争で公告し、その後設計・建設工事の施工者を決めるため、入札方式等の検討を進める。
造成に係る実施設計は現在、潟Tン測量設計(佐世保市)によって進められており、年度内にも完了する予定。その後、2016〜17年度にかけて造成工事(面積約2・3f)を実施。また、並行して施設の実施設計も進める。
建設工事は、設計および造成工事が完了次第、17〜19年度の3カ年で進める計画で、20年4月からの供用開始を目指す。全体の総事業費は100億円超を見込む。
新たに移転新築が計画されている西部クリーンセンターには、現在分けて使用している焼却施設と資源化施設を併せた機能を持つ施設を計画しており、全体の処理能力は、日量110d(55d2炉)となる。形式は、全連続燃焼式焼却炉(ストーカ炉)。また、既存施設にはない熱を利用した発電システムも搭載する計画だ。
建設予定地は、既設する焼却施設の北西方面(図参照)。新施設の供用開始後には、旧焼却施設と資源化施設は解体する予定だ。