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建通新聞社(神奈川)
2015/12/24

【神奈川】綾瀬市 『人口ビジョン(素案)』『まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)』を策定

 綾瀬市は、人口の将来展望や今後の人口減少、少子高齢化に対応する取り組みを示した『人口ビジョン(素案)』『まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)』をまとめた。市では両素案に関するパブリックコメントを2016年1月21日まで実施し、15年度内に策定する意向だ。
 人口ビジョンでは、60年までを対象に人口の将来推計などを示している。同市の人口は1960年に約8300人であったが、2010年までの50年間で10倍の約8万3000人に増加。ただ90年以降は急増していた人口も鈍化し、近年は微増状態で、今後は自然減へと転換する。現在の人口動態が今後も続く場合、45年後の60年には人口が約6万2000人になると予測している。
 この人口ビジョンを受けて、総合戦略では2015〜19年度の5年間に実施する施策などを設定し、人口減の解消を図るまちづくりを目指す。@出産・子育て環境の向上A稼ぐ力持つ産業・仕事の創出B交流人口の取り込みC人口減少・超高齢社会に対応したまちづくり―を基本目標に人口減や少子高齢化に歯止めを掛け、これによる諸問題の解決も図る。
 具体的な施策としてはハード面で▽子育て世代包括支援センターの整備▽子育て支援センターの増設▽3世代ファミリー定住・近居支援補助▽認可保育所・小規模保育事業所の誘致▽公設放課後児童クラブ施設の整備▽工業系新市街地(落合・吉岡地区、早川中央地区)の整備促進▽地域振興施設などの整備・誘導▽(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ周辺への駐車場・駐輪場の整備▽公共施設マネジメント基本方針、公共施設適正配置アクションプランの策定―などを掲げ、取り組んでいくとしている。
 提供:建通新聞社