小松市は、市営木曽町住宅の建て替えで、民間資本を活用するPFIの導入可能性調査を指名プロポーザル方式で実施した。9社を指名し、2社からの提案を審査した結果、長大を特定。「木曽町住宅建て替え事業基本計画等作成業務」として同社に委託した。期間は16年3月末まで。
同住宅の建て替えにあたり、建物の再配置・集約化、残地処分などについてPFIの手法が適しているか検討するもの。PFIの導入が可能となれば、アドバイザリー業務の委託準備などに取り掛かっていく。
建て替えの対象になっているのは築後50年近くが経過し、新耐震基準を満たしていない同住宅の105戸。平屋建て、または2階建ての低層住宅が中心。少子化傾向にある近年の人口推移を踏まえ、建て替えの対象規模は現行より縮小する可能性がある。事業期間には4〜5カ年を想定。入居者の移転などに配慮し、工事は段階的に進められる見通しだ。