高松市は、市民病院附属医療施設塩江分院の改築建設予定地として休業中の塩江新温泉ホテル跡地を用地取得する。
12月補正予算で新病院附属医療施設整備事業費として用地取得など事業費1億2583万円を計上、2015年度内の用地取得を目指す。併せて附属医療施設塩江分院の機能や規模など整備方針を示した新病院基本計画の見直しと建設予定地境界確定業務などを進める。
同事業は、塩江地区唯一の医療機関である現分院施設の老朽化に伴う改築を進め、附属医療施設として市民病院塩江分院を整備する。建設予定地は塩江町安原上東にある休業中の塩江新温泉ホテル跡地で敷地面積約7900平方b。宿泊施設など既存施設の解体については所有者に委託する予定。
現分院は病床数87床(医療療養型)を設置しているが、10年策定した新病院基本計画において新施設は同病床数60床を整備するとしていたが、施設の規模や機能などについては現状に即して再検討する。
開院については、市民病院と同附属香川診療所を移転統合する新病院新築が18年前半の開院を予定しているため、遅くとも18〜19年度中を目指す。完成後、既存塩江分院(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3620平方b)については解体する方針だ。
提供:建通新聞社