トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2015/12/22

【大阪】大阪府福祉部 盲人Cなど森之宮に集約移転

大阪府福祉部は、障がい者社会参加促進センター、盲人福祉センター、谷町福祉センターの所管3施設について、森之宮地区に集約移転する計画だ。2016年度早々に基本構想を示した上で、同地区のまちづくりと歩調を合わせる形で、移転に取り組む。基本構想の策定業務は汎設計(大阪市中央区)に委託済み。今後、移転に必要な条件、施設規模などを整理し、16年度に策定する基本計画のたたき台とする。
 3施設は、07年度に耐震診断を実施し、耐震性能が不足していることが判明。現地建て替えや耐震改修は経済面、機能面から合理的でないことから、既存施設を改修して集約移転することとした。
 移転先となる森之宮地区については、府立成人病センターをはじめ、健康科学センタービル、環境農林水産総合研究所、公衆衛生研究所などがあるが、予定では15年度に府警察施設を閉鎖、16年度に成人病センター、環境農林水産総合研究所、17年度に動物管理指導所、18年度に公衆衛生研究所の移転が決まっており、空いた施設を移転先として改修する。
 基本構想の策定業務では、集約で必要になる規模を算出するとともに、移転効果などを検討する。16年度には基本計画策定業務を別途発注。17年度に基本設計、18年度に実施設計、19年度に改修工事のスケジュールを組んでいる。
 既存施設の規模は、障がい者社会参加促進センター(大阪市天王寺区生玉前町5ノ33)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1100平方b、盲人福祉センター(〃)が本館・同造2階建て、点字図書館・同造3階建ての総延べ1200平方b、谷町福祉センター(大阪市中央区谷町5ノ4ノ13)が鉄骨鉄筋コンクリート造6階建て延べ2300平方b。
 跡地の活用方法は今後の検討となる。

提供:建通新聞社