建設新聞社
2015/12/21
【東北・福島】二本松市石倉地区の買取型復興住宅 チーム木楽里など3者を選定
福島県土木部建築住宅課は、二本松市石倉地区に民間買取方式で整備する原発事故避難者向け復興公営住宅について、公募型により事業者選定を進めた結果、総合点1位のチーム木楽里(代表=藤田建設工業)、2位の秋山ユアビス建設グループ(代表=秋山ユアビス建設)、3位のにほんまつ復興プロジェクト(代表=石橋建設工業)を事業者とした。同地区には1棟当たり30戸〜35戸の共同住宅4棟〜6棟を計画し、敷地内を3つの住区に分けて整備するため、総合点の高い順に1住区、2住区、3住区を担当する。
今回の募集では、5者(単独1者、グループ4者)が技術提案書を提出。審査は、鈴木浩福島大学名誉教授を委員長とする6人の選定委員が担当し、12月11日に開催した委員会で供給体制、売買価格などを総合評価して決定した。なお、次点は佐藤工業(福島市)だった。
選定事業者は、近く県と基本協定を締結して設計の作成に入る。その後、建築工事を2016年5月上旬から11月下旬にかけて行う。
建設用地は、二本松市油井石倉84ほか地内の4万9222平方b。ここに耐火構造または準耐火構造3階建ての共同住宅4棟〜6棟、および駐車場等の付帯設備を設置する。
住区別棟数は、第1住区が35戸×2棟、第2住区が35戸×1棟と30戸×1棟、第3住区が32戸×1棟と33戸×1棟。ただし、第2および第3住区については、今後実施する入居の応募結果等に応じて棟数を調整する場合がある。
選定事業者の構成員は次の通り。
▽チーム木楽里=藤田建設工業、辺見美津男設計室、小島建築設計事務所、菊地設計、福島県南土建工業、会津土建
▽秋山ユアビス建設グループ=秋山ユアビス建設、共同設計、大和ハウス工業
▽にほんまつ復興プロジェクト=石橋建設工業、アイビスホーム企画、佐藤組
提供:建設新聞社