新潟市は、旧湊小学校跡地を利活用し、民間によるグループホーム、保育園、地域密着型特養を配置する複合福祉拠点を計画している。
市は4月に湊、豊照、栄、入舟の4小学校が統合し、日和山小学校となったことから、地域住民と廃校となった同跡地の利活用を協議してきた。住み慣れた地域で、安心して暮らし続けることができる「地域包括ケアシステム」の構築を目指す。対象は中央区古町通13番町地内の校舎・体育館(延べ7505平方メートル)と、そこから約200メートル離れているグラウンド(敷地面積5617平方メートル)。
グラウンド側では、16年度に定員20人のグループホーム、同10人のショートステイと、同65人の保育園を新築する予定。現在、2つの社会福祉法人と調整を進めていて、相手先は現時点で非公表。16年度当初予算で補助金の予算化を目指している。ともに17年度の供用を予定。
一方、校舎・体育館側には、定員29人の地域密着特養、同18人のグループホーム、同29人の小規模多機能の複合福祉施設を建設する。16年度で事業者を公募するとともに、校舎・体育館の解体工事を行う。17年度に建設工事に着手し、18年春供用を見込む。