静岡県は、富士山世界遺産センター(仮称)について建築工事を2016年1月中旬に、その後順次、電気設備と機械設備工事を2月ごろに再公告し、3月下旬の着工を目指す。県は債務負担行為の変更を静岡県議会12月定例会に提出。14、15日に開かれた文化観光委員会で承認され、21日に本議会で可決される見通しとなったことから発注準備を行うこととした。
県は建築工事の再入札への対応として、センターとしての必要な機能を確保した上で、逆円錐形のデザインの実現に必要な経費を確保する一方、機械室(地下室)を廃止し、西棟の屋上などに再配置するなどにより、面積の縮小を図っている。結果として床面積は約3600平方bとなった。建築工事費は、当初の27億8700万円から3億円増えて30億8700万円を見込む。
提供:建通新聞社
(2015/12/21)
建通新聞社 静岡支社