建通新聞社(神奈川)
2015/12/18
【神奈川】川崎市 等々力硬式野球場改築が入札不調
川崎市は、等々力硬式野球場改築工事(建築)の一般競争入札について、条件を満たす応札者が無かったため「入札不調」とした。付帯工事である電気設備工事も入札中止にした。今後、工事内容を見直し、2016年1月以降に再度入札公告する予定。着工は当初予定より3カ月遅れる見通し。
新球場は、両翼が100b、センターが122bで県内最大級。現在よりも施設を南東方向へ移動し本塁側を北東の向きにする。フィールド部分は内外野、ファールグランドを含め、メンテナンスを考慮して現在と同じ人工芝とする。
収容人数は内野スタンドが6000人、外野スタンドが4000人程度、合計1万人程度。当初、内野スタンドの一部に屋根を設置する計画だったが、内野スタンドそのものを2層式とすることで屋根の代替えにするとともに、施設をコンパクト化し工事費を縮減する。
内野スタンド下には更衣室やトイレなど諸室を設け、屋内ブルペン、室内練習場も備える。外野スタンドは芝生席とし、公園の一部として利用できるようにする。
夜間照明設備は現在、内野で400ルクス、外野で200ルクスとなっているが、新球場では内野1500ルクス、外野800ルクスとし、公式戦をナイターで実施できるようにする。またスコアボードもLED表示を予定している。
所在地は等々力緑地内。
設計は山下設計(東京都中央区)が担当。
提供:建通新聞社