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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/12/17

【群馬】群馬県道路除雪会議が情報の共有訓練


群馬県道路除雪会議(会長・桑原正明国土交通省高崎河川国道事務所長)は16日、ヤマダグリーンドーム前橋の第5駐車場で、群馬県道路除雪行動計画に基づく訓練を実施した。当日は、群馬県道路除雪会議のメンバーである高崎河川国道事務所や県、前橋市、群馬県建設業協会などから約60人が参加し、豪雪時の情報伝達や除雪車両の移動訓練などを行った。
冒頭、前橋市の細野初男副市長が「多くの団体が協力しなければ、雪害を防ぐのは難しい。きょうの訓練で、被害を最小限にできるようにそれぞれの動きをしっかりと確認してほしい」とあいさつ。続いて、県県土整備部の倉嶋敬明部長が「大きな雪害に対しては、道路管理者ごとの垣根を越えた対応が必要。連携をスムーズにするために、きょうの訓練を生かしてほしい」と求めた。
県警察本部の高橋千明交通部長は「本日参加していただいた皆さまに協力してもらい、除雪の備えを万全にしていきたい」と述べた。
群馬県建設業協会の青柳剛会長は「具体的なシミュレーションによって、結果を出すことができる。いざというときにわれわれに求められた役割がしっかりと果たせるような訓練にしてほしい」と呼び掛けた。
訓練では、通行止めを想定した情報の伝達訓練や情報の共有訓練を行ったほか、群馬県建設業協会から環境すみずみパトロール隊が出動し、ヤマダグリーンドーム前橋周辺の通行者へ積雪時の注意点などをまとめたチラシを配り、雪害への対応策を周知した。都市部の豪雪に備え、参加者はおのおの動きを確認していた。