愛知県豊田加茂建設事務所は、2016年度から3カ年の「建設部公共土木施設防災安全協定」を締結する業者を公募型プロポーザル方式で特定するため、参加者の募集を開始した。3協定を一本化し、巡視業務に下水道管路を新たに追加するなど前回との変更点がある。今後12月17日に説明会、参加表明書や技術提案書は16年1月15日まで受け付ける。
同協定では、災害時に建設部が管理する公共土木施設に対し、巡視業務や災害応急工事、緊急維持修繕工事、道路雪氷対策工事を行うこととして盛り込んでいる。このうち、巡視業務では道路や河川、砂防に加え、新たに下水道管路を対象に追加した。
また、これまでの防災協定と緊急維持修繕協定、道路雪氷協定の3協定を一本化して締結する。このほか、工区分けを見直し、これまでの49工区から48工区としたほか、応募資格の総合点数を引き上げた。
同協定は、経営事項審査で定める「その他の審査項目、防災活動への貢献の状況(W3)」の算定対象になるほか、県の総合評価落札方式競争入札の評価項目「災害協定等による協定締結および活動実績の有無」の防災協定とみなされる。
主な応募資格は、入札参加資格を有する本店または営業所を豊田加茂建設事務所管内に置き、土木工事業の総合点数が590点以上であること―など。協定期間は16年4月1日から19年3月31日まで。
同事務所では、募集を締め切った後、16年2月中旬に技術提案書審査、下旬に特定通知を行う。協定は4月1日に締結する見通し。
募集要項などは豊田加茂建設事務所ホームページ参照。
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建通新聞社