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建通新聞社(中部)
2015/12/24

【三重】サミット対応など特定枠設け予算要求 三重県

 三重県は、2016年度当初予算要求で、「16年度三重県経営方針」(案)で重点取り組みとして位置付けられた「社会経済情勢の変化等への対応」、「伊勢志摩サミットへの対応」について、「16年度特定政策課題枠」の区分を新たに設け、政策的経費とは別に予算要求を行っている。県土整備部分では、「社会経済情勢の変化等への対応」の中の課題枠の一つの「激化する豪雨などの自然災害への緊急的な対応」で25事業、「伊勢志摩サミットへの対応」で1事業を要求している。
 各事業の概要と要求額は次の通り。
〈激化する豪雨などの自然災害への緊急的な対応〉
 ▽道路整備交付金事業費〈国補〉〈一部〉(緊急輸送道路および孤立解消や津波避難のための道路整備)―25億7967万▽道路維持交付金事業費〈国補〉〈一部〉(県管理橋梁の計画的な修繕や整備)―6億8315万
 ▽河川整備交付金事業費〈国補〉(河口部の排水機場や水門の耐震化など)―20億1410万▽県単河川局部改良費〈県単〉(緊急的な補修・補強の実施や河川堆積土砂の撤去、浸水想定区域図の作成など)―11億6700万▽河川調査費〈県単〉(河川堤防や大型水門などの耐震検討)―2億2333万▽直轄河川事業負担金〈直轄〉(国直轄の治水対策、耐震対策などに対しての事業費負担)―53億0631万
 ▽砂防整備交付金事業費〈国補〉(土砂災害警戒区域などの指定に必要な基礎調査、土砂災害危険箇所における砂防ダム整備など)―27億2337万▽県単通常砂防費〈県単〉(土石流危険渓流での砂防設備の整備)―8188万▽県単急傾斜地崩壊対策費〈県単〉(急傾斜地崩壊危険箇所での擁壁などの整備)―1億7980万▽県単急傾斜地災害緊急対策事業費〈県単〉(再度災害を防止する擁壁などの急傾斜地崩壊防止施設の整備)―4500万▽砂防調査費〈県単〉(砂防ダムや擁壁などの整備に必要な調査、計画)―303万▽治水ダム建設事業費〈国補〉(鳥羽河内ダムの整備)―5億6710万
 ▽海岸高潮対策(海岸)費〈国補〉(海岸保全施設の補強、新設および海岸堤防の耐震化など)―11億6670万▽海岸侵食対策(港湾)費〈国補〉(海岸保全施設の補強、新設)―2億8660万▽海岸高潮対策(港湾)費〈国補〉(海岸保全施設の補強、新設、長寿命化計画の策定のための点検)―2億3700万▽県単海岸局部改良費〈県単〉(海岸保全施設の補強、新設および海岸堤防の耐震化)―9億3900万▽海岸調査費〈県単〉(海岸整備に必要な調査・検討)―4851万
 ▽県単災害関連推進事業費〈県単〉(再度災害防止のため被災した復旧箇所に隣接する脆弱(ぜいじゃく)箇所の補強対策)―4億▽河川災害関連事業費〈国補〉(再度災害防止のための改良工事)―870万▽港湾調査費〈県単〉(港湾施設の計画的な点検・診断)―2000万▽道路維持交付金事業費〈国補〉〈一部〉(県管理道路の計画的な修繕や整備)―19億1244万
 ▽県単災害防除施設費〈県単〉(落石や崩壊危険箇所の防災対策)―6億1801万▽直轄道路事業負担金〈直轄〉〈一部〉(災害時の復旧・復興を担う国直轄の幹線道路の整備の事業負担)―89億2966万▽公共土木施設維持管理費〈県単〉〈一部〉(河川堆積土砂の撤去。老朽化した施設の計画的な点検・診断・修繕)―8億5801万▽無電柱化推進事業費〈国補〉(緊急輸送道路の無電柱化)―5億6163万
〈伊勢志摩サミットへの対応〉
 ▽公共土木施設維持管理費〈県単〉〈一部〉(道路・河川除草など周辺環境整備)―6億2000万

提供:建通新聞社