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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/12/15

【群馬】県桐生土木が梨木香林線の南寄りを先行着手


県桐生土木事務所は、桐生市新里町での一般県道梨木香林線改良事業で、南寄りL720mを第1期工区と定めて先行着手していく。この区間では現道拡幅を予定しており、地権者に対して先週、説明会を開いたところ。同事務所は本年度内に用地測量に入り、2017年度内の工事開始に向けた準備を進めていく。
第1期工区は、同事業の南端である一般県道笠懸赤堀今井線との交差点以北のL720mとした。
現道の幅員は箇所によりまちまちであるが、狭あいで見通しの悪いところも多いため、現道を拡幅し全幅9・75mで片側にW2・5mの歩道を持つ道路へと改良していく。設計は、プロファ設計(伊勢崎市)が担当している。今後の見通しは本年度末から境界確認を進め、来年度に用地交渉や埋蔵文化財の調査を実施。文化財の確認ができたところから17年度に工事をスタートさせ、19年度の完成を目指す。
梨木香林線の改良事業は、野交差点から主要地方道前橋大間々桐生線の小林交差点までの全長約1830mを対象としている。
今回の第1期工区から北は、現道の西側へ新しい道路を整備することになるため、同事務所がルート選定を行っている。どこかに橋梁を整備し鏑木川を渡河させることになることから、補償の費用などを試算して最適な案を検討する。新しい道路は、上毛電鉄の線路と平面交差し小林交差点の南に接続させる。
なお、南端の野交差点は笠懸赤堀今井線の拡幅改良の中で工事が予定されている。県伊勢崎土木事務所管内でも拡幅が進んでおり、県桐生土木事務所管内の拡幅工事は、西側から東方向へ進行される見通し。現在は補償中で、交差点部の工事は17年度ごろを見込んでいる。
北端の小林交差点は、東西北の3方向で改良が進んでいる。前橋大間々桐生線は、小林交差点と新里支所入口交差点が近接し、渋滞を招いていることから、梨木香林線の新ルートが整備されれば、前橋大間々桐生巣の交通も緩和される。