高知県は、足摺海洋館を改築するため、12月補正予算案で基本設計委託料5076万円と地質調査委託料614万円を2016年度の債務負担行為として設定している。基本設計者は公募型プロポーザルで選定、12月25日の12月定例県議会終了後、早ければ同日の午後、遅くても28日には要項を公告し、審査などを経て3月までに決定する予定。地質調査は3月までに指名競争入札する。
基本設計者の公募対象は、今回想定している施設規模以上の水族館などの施設の設計実績がある設計事務所と県内の設計事務所による設計共同体を考えており、公示日までに詳細を詰める。
想定規模は、2階建てを基本とする延べ3000〜3500平方b。現敷地の南側にある国有地を取得し、敷地を拡張したうえで、既存施設の西側に新館を建設する。
基本設計は12カ月ほどの期間を想定、続いて実施設計を10カ月ほどの納期で進め、17年末に設計を完了させる。新館の建設工事は18年年明けに発注予定で、19年度末に完成、生物の移設、既存館の解体、外構工事などを経て20年夏のオープンを目指す。概算の建設コストは新築に25億4000万〜29億6000万円、既存館の解体に1億8000万円を想定。
所在地は土佐清水市三崎4032。
提供:建通新聞社