徳島県は、「水産研究課美波庁舎」の機能強化事業について、作業棟改築工事を1月に、本館棟の耐震改修工事を年度末までに発注する方針。各工事は建築主体のほか、電気、管、空調に分離して発注する予定。
作業棟の改築については、当初10月の発注予定情報に盛り込んでいたが、設計変更を行うなど諸事情で遅れている。順調なら年内にはめどを付け年明け早々の入札公告を目指していく。本館棟の改築については、作業棟改築の入札に合わせ公告し、年度末までの入札執行を見込む。
作業棟の計画規模は鉄骨造4階建て延べ約1020平方b。簡易加工室や生物測定室、冷凍・冷蔵室、製氷庫、機械室、電算室、産学官共同研究室などで構成。津波避難ビルの機能も持たせる予定。本館棟の既設規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1526平方b。構造補強、非構造部材・設備補強のほか、建具やトイレ、空調機などの改修を見込む。2016年度内の整備完了を予定。
施工場所は美波町日和佐浦1ノ3。設計は佐藤建築企画設計(徳島市)が担当。
提供:建通新聞社