北陸新幹線若狭ルート建設促進総決起大会が13日、小浜市遠敷の若狭農業協同組合で行われた。
稲田朋美自由民主党政務調査会長、山崎正昭参議院議長、高木毅復興大臣などの国会議員や、石塚博英副知事、桂川孝裕亀岡市長、松崎晃治小浜市長ほか嶺南自治体の代表者、関係者、嶺南地域の住民など約500人が参加して、敦賀以西における若狭ルート実現に向けて、気勢を上げた。
北陸新幹線若狭ルート建設促進同盟会会長を務める松崎氏は冒頭のあいさつで「若狭ルートは嶺南地域の発展はもとより、県全体、沿線地域の発展を図る上で、大きな効果が期待される。この大会を通して、重要性を改めて認識し、早期実現に向けて更なるご支援を賜りたい」と呼びかけた。
また、稲田氏は「金沢開業による経済効果を見ても、新幹線が地域、日本経済、国土強靭化にとって有益なものであるのは明確。一日でも早く福井につなげ、ルートをしっかり決めていくことが重要。皆さんの中央まで届くような熱意を発して頂きたい」と述べた。
会では地元代表によるアピールが行われたほか、第2次安倍内閣で内閣官房参与を務める藤井聡・京都大学大学院教授が「新幹線と地方創生」のテーマで基調講演を行った。
大会決議では、(1)敦賀以西について、整備計画に基づき小浜市付近を経過する若狭ルートによるものとすること(2)経過地に(仮称)若狭駅(小浜駅)を設置すること(3)大阪までの全線フル規格による早期全線整備を実現すること―を採択。最後にガンバロー三唱を行った。