鹿児島建設新聞
2015/12/15
【鹿児島】公共土木施設災害復旧査定(第6次) 採択金額は36・8億円
2015年発生公共土木施設災害復旧事業の災害査定結果(国土交通省水管理・国土保全局所管分)を11月末現在(第6次)で県河川課がまとめた。累計で県工事は103件、市町村工事は215件で採択額は36億8300万円。発注済みは100件で31・4%。各自治体で工事発注を本格化させ復旧を急ぐ。
同所管分は、河川、海岸、砂防設備、地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、道路、橋梁、下水道が対象。第6次査定は、11月18日から20日までの期間で行われた。
県工事の施設別は、河川55件、道路48件。判明分の決定額は13億5100万円(非公表1件除く)。振興局・支庁別では、鹿児島8件、南薩10件、北薩6件、甑島2件、姶良・伊佐11件、大隅39件、熊毛4件、屋久島3件、瀬戸内14件、徳之島6件。
市町村管理は、河川62件、道路152件、橋梁1件の計215件で採択額(判明分)は19億9600万円(非公表河川7件、道路6件除く)。査定個所が多かったのは、曽於市と徳之島町が16件、霧島市と西之表市と中種子町が15件、さつま町、伊仙町14件、南大隅町の12件と続く。
また、同省砂防部所管分は3件(採択額12億3100万円)。発注率は100%。同省港湾局分では、5件(同10億4700万円)。発注済みは3件。同省都市局分が1件(同900万円)は復旧に着手している。