建通新聞社(中部)
2015/12/15
【愛知】海部農林 愛西市で16年度4地区工事着手
愛知県海部農林水産事務所は、2015年度に新規事業採択を受けた鵜戸川北部地区など愛西市の4地区で、用排水施設整備などを16年度から工事着手する予定だ。
対象地区は鵜戸川北部地区、開輪地区、立田地区、目比川地区の4地区。
鵜戸川北部地区は、都市化によるたん水防除被害や不等沈下などを解消するため、排水路を改修する。排水路の規模は、鋼矢板護岸水路の幅が11b〜3・5b、高さが2b〜1・7b。L形水路の幅が2・5b、高さが1・2b。予定工期は24年度まで。総事業費は27億1570万円。
開輪地区は、排水不良が発生しているため改修する。総延長は30・7`だが、部分的な改修が行われているため、現在、改修が必要な箇所を選定している。既設は組立水路と土水路。予定工期は20年度まで。総事業費は16億6000万円。
立田地区は、石綿セメント管を中心にパイプラン化したが、老朽化が進んでいることから更新する。延長は20・5`。管種は径75_〜450_の塩化ビニル管がメーン。予定工期は20年度まで。事業費は9億9800万円。
目比川地区は、源左橋排水機場、佐折排水機場、大縄場排水機場、葉苅排水機場、千引排水機場の5カ所の排水機場の設備を更新する。予定工期は20年度まで。事業費は9億8900万円。このうち、源左橋排水機場、佐折排水機場、大縄場排水機場について先行して設計を進めている。源左橋排水機場は、径400_の立軸軸流が1台。出力は20`h。排水量は毎秒0・33立方b。所在地は愛西市勝幡町堀田。 佐折排水機場は、径300_の立軸軸流が1台。出力は18・5`h。排水量は毎秒0・19立方b。所在地は愛西市佐折町東川。大縄場排水機場は、径400_の立軸斜流が1台。出力は22`h。排水量は毎秒0・33立方b。所在地は愛西市勝幡町塩畑。
提供:建通新聞社