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日刊建設タイムズ社
2015/12/08

【千葉】石井建築設計に委託/木更津市/中郷小建設の基本設計

 木更津市教育委員会は「中郷小学校建設工事基本設計業務」の指名競争入札を今月1日に開札。石井建築設計事務所(木更津市木更津2―1―5)が972万円(消費税込み)で落札し、同社と契約した。指名業者は同社のほか、赤坂建築設計事務所、斎藤建築設計事務所、日建綜合設計、U建築設計事務所、セット設計事務所、カトウ建築事務所、千都建築設計事務所の7社。委託工期は来年3月25日。
  同事業は、既存の校舎と体育館を取り壊し、新たに校舎と体育館を新設する。事業スケジュールは、本年度で基本設計と体育館の解体工事を実施し、来年度で体育館解体跡地の埋蔵文化財調査とともに校舎・体育館の実施設計と既存校舎の解体を行い、校舎解体後に跡地の埋蔵文化財調査を実施する。実施設計完了後、2016年度後半に着工し、17年度までの2か年で建設、同年12月中の開校をめざす。
  施設の規模は、体育館が現状と同程度で延べ500u程度を想定。校舎は既存を下回る見通し。クラス数は各学年1クラスで、6クラスと特別支援学級2クラスを合わせた8クラスを予定。
  また、解体工事は先月25日に一般競争入札を開札し、キミツ鉄構建設が予定価格2384万円に対し2200万円で落札した。規模はS造平屋建て延べ約500u。工期は16年3月25日。
  既存の校舎は1968〜69年度の2か年で建設し、規模はRC造2階建て延べ1011uとRC造2階建て延べ792uを合わせて延べ約1803u。
  同小学校は、耐震補強工事を実施する中で校舎の構造的欠陥が見つかった。当初は小学校を建て替え、中郷中学校の敷地内に小中併設校を設置する方針で協議を進めていた。しかし、併設校を建設する場合は事業費が多額(約20億円)になることや、地元で小学校の存続を望む声が多いことなどを踏まえ、小学校の敷地内で施設を建て替え、校舎と体育館を新設する方針に転換。中郷中学校については、今後の生徒数の推移を見守りながら、統廃合について検討を進める予定。k_times_comをフォローしましょう
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